ピラミッド構造を作るルール
ルール1:論理関係を正しく把握する
言いたいことをわかりやすく伝えるためには伝えることの内容に論理が通っていることが必要です。
「A社は、首都圏で高い業績をあげている」「A社は、京阪神地域で高い業績をあげている」「A社は、中京地域で高い業績をあげている」といった情報があれば、「ゆえに、A社は日本の主要地域で高い業績をあげている」と言うことはできそうですね(これを帰納法といいます)。
また、「このビジネスで成功するためには、魅力的な商品と優れたマーケティングの2つの要件が必要である」「A社の新規事業では、既存事業の資産を活かした魅力的な商品と優れたマーケティング手法がある」という情報から「ゆえに、A社の新規事業はこのビジネスにおいて成功するであろう」ということも論理的に正しいと言えるでしょう(これを演繹法といます)。
ピラミッド構造においては、上位の情報と下位の情報群の間には、演繹法か帰納法のどちらかが成立しています。
ルール2:考えるポイントを抜けもれ・ダブリなく分解する
正しい結論を導くためには、考えるポイントはMECEに分解して考えなければなりません。
「MECE」とは、「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の略であり、「個々に見てダブりがなく、全体的にみてモレがないこと」であると定義できます。
例えば「人」を年齢と言う軸で見て「子供・若者」+「中高年」+「高齢者」といった分解をしっかりと行っていきましょう。
ピラミッド構造においては、同じ階層の情報はMECEに分解されています。
ルール3:得られた情報から言えそうなことを抽出する
言いたいことをわかりやすく伝えるそもそもの目的は、意思決定や行動につなげることです。
例えば、「自社が参入予定の市場は伸びている」「自社の製品Aは競合優位性を十分にもつ」「自社の製品Aはユーザーからよい評価を得ている」といった情報が手元にあれば、「商品Aによる新規市場参入戦略は十分魅力的である」というメッセージを抽出することができそうですね。
意思決定や行動につなげるためには、極力「何が言えそうなのか」を考えることが重要です。
ピラミッド構造においては、下位の情報群から言いたいことが抽出され要約された結果が上位の情報になっています。
ルール4:言いたいことをグルーピングして、意味のある順序に並べる
1つの情報群の中に、意味のまとまりが異なるものが含まれていたり必要なものが抜けていると、言いたいことをうまく抽出できません。
例えば「日本の各エリアにおける出店先としての魅力度を考える」といったときに、「東京都では・・・」「川崎市では・・・」「千葉県では・・・」「埼玉県では・・・」と並んでいると、何やら違和感のようなものを感じませんか。
そう、情報は同じレベルのものを並べなければなりません。そして、聞き手や読み手が理解しやすいように、情報を並べるときは意味のある順番になるよう注意しましょう。
ピラミッド構造においては、1つの情報群は意味のまとまりが同じものが順序だてて並べられています。
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